難産出産・・・第二弾秋日和誕生
昨年のシェークスピアに続き、お母さんを悩ますものがこの小津安二郎第二弾「秋日和」だったようです。
昨年の「晩春」に引き続き、第二弾を制作することになったのだけど、これがなかなか難しい課題で、春の間中お母さんは悩みつづけていました。
というのも、この「秋日和」は男性3人が主軸となって物語りが進んでいくもので、女性であるお母さんが男性3人を読み分けるという極めて困難な課題を制作者の山内静夫さんからいただいたというわけです。
「あーーー、できなーーい。」
「あーーーむずかしいーーー。」「ジャスーーーたすけてぇええええええ」
お母さんなんどこんなことさけんでただろう・・・。
といっても、ビールもちゃっかり飲んでたし、4月にはトロントのお姉ちゃんたちには会いに行ったし、私にはいつもと変わった様には見えなかったけどなぁ・・!
でも心に重く課題を抱えたまま、とうとう「秋日和」のお披露目が、この5月15日にやってきました。
場所は昨年の晩春に引き続き、古石場文化センター。ここは小津安二郎監督の常設展があり、小津監督の生まれ故郷深川であります。
音楽は前回同様、ジャズピアニストの松本峰明さんにお願いしました。
見てください、本番ぎりぎりまでこの二人こんな打ち合わせ・・。
本当に大丈夫???
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本番は第1部が山内静夫さんとのトーク。
山内さんは今回の「秋日和」の原作者、里見弴氏のご子息であり、小津組のスタッフの一人として活躍された方。
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この作品に込められた小津監督の思いや、またこの作品を朗読作品に仕立て直す際のエピソードなどが語られました。
「劇的なものは全部取り去り、泣かさないで悲しみの風格を出す。劇的な起伏を描かないで人生を感じさせる」これが小津監督がこの作品に込めた思いだったようです。でもできあがった映画には及第点はあげられないとご自分で批評しておられたとか。
本当にこんなことができたら、すごいのだけど・・とお母さん。
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今回の作品はなんといっても喜劇であること。小津監督のおっしゃるように、お母さんはお客様に笑って貰ってそして泣いて貰えたら最高なんだけど・・・と言っていたけど果たしてうまくいったのかなーーー?
とにかくお母さん、無心で小津映画の世界を読んだのだそうです。
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この映画にはジージ(佐田啓二)も出演していて、お母さんは「ジージのやった役を私は女だから演じることはできないけど、朗読だからこうやって男性の台詞もしゃべることができる!50年前、ジージもこの同じ台本を読んで同じ台詞を覚えて・・・なんだか不思議!」ととても嬉しそうでした。
うまくいったかどうかはわかりませんが、初演はなんとか難産の末、赤ん坊を産み落とした心境とお母さんは申しております。
これからまた機会をいただくごとに生まれた赤ちゃんを大きく、大きく、成長させていかなくちゃ・・・。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
そしてこの難産を温かく見守ってくださった山内さん、峰明さんはじめスタッフのみなさん、心から感謝しています。ありがとう!
そしてもっともっとたくさんのところでこれを読んでいきたいと・・・・お母さんは心からそう思っているようです。
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